IH接着工法とは

IH(高周波電磁誘導加熱)では専用の接着テープを使用します。
このテープが従来の接着剤の役割を果たします。接着する素材と素材の間に、この接着テープを挟み貼り合わせIH接着機に接続されたアプリケーターコイルから照射される高周波の磁力線により、この接着用テープのアルミ箔が加熱され、塗布されている熱可塑性の接着剤(ホットメルト)を溶かします。常温に戻ると接着剤(ホットメルト)は再び固まり、接着が完了します。BHシリーズでは、素材、用途により異なりますが、約2〜3秒の短時間で接着テープのみを200℃以上の高温にでき、接着素材を選ばずにスピーディに接着することが可能です。

IH加熱されたテープのサーモグラフィ画像

IH接着は剥がせる

IH(高周波電磁誘導加熱)で接合された接着面は、もう一度IH加熱することで、簡単にはがすことができます。作業時間の短縮、粉じんや騒音が無いので作業環境の改善、また素材を破壊しないので、廃棄物の分別や再利用も可能等々、人と地球環境にやさしい新工法です。

BH-100(ハイパワー据置型)

BH-200(携帯型100V・200X対応) 

携帯型対応アプリケーター


原理

高周波電源に接続されたコイルに金属材料を対向させると、コイルによって発生する磁力線が金属材料を通過する際に金属内に誘導電流(渦電流)が流れます。この誘導電流が材料の電気抵抗に流れジュール熱を発生し所要の温度まで加熱します

メリット

材料に傷がつきません

ネジや釘など素材そのものを溶着せず素材を傷めないため、接着した後も原形ののまま剥がすことが可能です。住宅の壁材やタイル・カーペット等の内装等に最適です。

スピーディーに施工

接着時間はIHを数秒あてるだけで完了。誰でも簡単に施工できる為、作業の省力化・コストダウンに貢献します。特に建物等の改装の場合、解体〜リニューアルまでの工期が大幅に短縮できます。※条件により異なります。

高品質・低コスト

ビスやリベット・クリップ等の部品を使わずに接着&取り外しが可能なので、自動車の内装表皮や部品取り付けなどに応用可能です。素材を傷めず高品質に、また、部品点数の削減や製品全体の軽量化にも貢献します。

人と地球にやさしい

ホットメルトは揮発性溶剤を使用せず、熱で溶ける接着剤なので、VOCの発生が無く安全です。また、騒音・振動も無いので作業者の負担を大幅に軽減します。さらに解体した材料は破損しないので廃棄物の分別処理が可能となり、地球環境問題にも貢献します。

■製品仕様■

IH接着工法についてのお問合せはこちら

http://www.brownie-saihit.jp/index.html


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